はじめの一歩┃いろいろ問題があるがボクシング好きなら読む価値はある

はじめの一歩は最初はゲームから入りましたね、私は。 プレステ2ではじめの一歩のゲームがいろいろ出てて、それが面白かったんで原作にも興味を持つようになったというわけです。 

面白いなーと思いましたね。 いじめられっ子の少年がボクシングを始めるってよくある話なんですけどね。

漫画が始まって結構すぐに才能あるボクサーである宮田一郎と戦う(確かスパーリングをしたのかな)んですよね。 で、一歩がなんか変わったアッパーカットを試したら宮田の顎にかすり、かすっただけなんだけど一歩は生まれつき強いパンチを打つ才能があって、しかもかすったために宮田の頭が大きく揺さぶられて宮田は立てなくなり一歩が勝っちゃうんです。 この辺まで読んだら大抵の人はずっと読み続けちゃいますよね。 

あと、一歩がプロになってデビューして3戦目にしていきなり黒人ボクサーと戦うなんて設定も面白いですよね。 他にもすばやい連打が得意なボクサーとかやたらと打たれ強いボクサーとか対戦相手がみんな個性的なところもいいですね。 医者とボクサーを兼業してるやつなんかもいましたね。 医学に詳しいから急所を打ってくるんです。 

あとは間柴ね。 一歩の6戦目の相手。 フリッカージャブが得意なボクサーで、最初はすげー嫌なやつって印象なんだけど、実はちょっと変人なだけで妹思いのいい人。 間柴ファンも結構多いはず。 一歩はこの、間柴の妹(久美ちゃんといったかな?)が好きで、一歩が間柴の家に遊びに行くなんて場面もある。 すごく面白いシーン。 

フリッカージャブってなんじゃい?という方はYoutubeでハーンズと検索して見てみてください。 あまりのパンチの早さにびっくりしますよ。 あと、映画ロッキーのアポロ・クリードもフリッカージャブスタイルですね。 ジャブを打つ手を顔の前ではなく、腹の前に構えるんです。 相手からすると、視界の外からパンチが飛んでくる感じなのでよけにくいんだそうです。 このスタイルのボクサーは滅多にいませんけどね。

どの試合でも一歩がいっつも苦戦して、ようやくものすごい威力のパンチを決めて逆転するって展開も読んでて熱くなります。 でも、時々相手にほとんど何もさせずに一歩が圧勝してしまう試合もあるんですけどね。

あと、はじめの一歩ですごいのはギャグ要素。 ボクシング漫画なのに。 鷹村という一歩の先輩が大体一番ギャグをやってくれるんだけど、すごく大笑いさせてもらいました。 もう何年も読んでないんでどんなギャグだったかほとんど忘れてしまいましたが… 

セコンドの八木っていう人が試合の最中に「今の椅子ナーイス」っていうだじゃれを言ってみんなをしらけさせるってのはなんでかよく覚えてますけど。 とにかくギャグ要素はすごくレベルが高いのでまだ読んだことがない人は是非。

まあ、いろいろ褒めてきましたけど、この漫画には致命的な欠点が… それはいろんな要素を詰め込みすぎて話がぐだぐだと全然進まないこと。 

ギャグぐらいは面白くなるからいいんだけど、恋愛要素も入ってるし、木村・青木などの脇役の試合も細かく描写するから肝心の一歩のボクサーとしての出世話がなかなか進まない。 

恋愛の方もたまにしか描写されないから、あれはそう言えばどうなったんだ?って感じで完全に余計な要素になっている。 一歩が勇気を振り絞って告白したら久美ちゃんが寝ちゃってた、とかいうくだらない場面もある。

実は漫画の割と序盤で、この漫画この先大丈夫かな?と思ってましたけどね。 読者を惹きつけるために最初から強い選手を出しすぎたんですよ。 6戦目に間柴なんてすごいの出すのは早すぎ。 あんなの日本チャンピオンとかで出すキャラクターでしょ。 千堂武士は世界ランカーとかね。 初めから強いキャラばかり出したら後で困るのは作者ですよ。

案の定、最後の方はネタが尽きてきたらしく、ゲドーなんてボクサーが出てきます。 そいつはグローブに手を半分ぐらいしか入れず、その手の入っていない部分で相手の顔をパシンとひっぱたくように打つという選手です。 そんなパンチが効くわけないでしょう。 大体、公式戦ではグローブをはめる時にボクシング協会かなんかの人がしっかりと見張っているわけでしょう、グローブの中に画鋲や鉄板などを仕込まないように。 この辺になってくると、ほんとにもうくだらない。 ネット情報によると、このあたりから読まなくなる読者は非常に多いらしい。 私もそうでした。

読まなくなってから知ったのですが、はじめの一歩は作者が何回も交代しているというではないですか。 だんだんくだらなくなっていくわけだ、そんなことしていたら。

今はどうなっちゃってるんですかね、はじめの一歩。 全く興味がありませんが。 

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