こんなふざけたタイトルなので「どうせくだらない漫画だろ」と思いながら試し読みしてみましたが、作者のセンスのすごさにびっくりしました
作者の吉田覚さんはおせじ抜きで天才だと思います 私は初めて読んだその日に4巻も買ってしまいました。
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お前が一番好きな漫画は何かと聞かれたら、約束のネバーランドとこの働かないふたりと答えます。 2つも挙げるなよと言われるかもしれませんが、面白さの種類が違うので勘弁してください。
約束のネバーランドはストーリーが面白く、働かないふたりは読むのがとにかく楽しいのです。 絵を見てるだけでも面白いです。
ニートの兄妹の日常を描いた漫画なので、並の漫画家が描いたら退屈な作品になってしまうと思うのですが、作者の吉田覚さんは話の進め方がとても上手なので読んでいて楽しいです。
例えば妹の春子はものすごい対人恐怖症なのに、見知らぬ人から声をかけられるという場面が出てきます。
こういう時の春子の反応がすごく面白いのでページをめくるのが楽しみすぎて、めくり惜しみをしてしまう時がよくあります。 どんどん進めずに味わいながらじっくり読みたい漫画です。
また、セリフ回しが絶妙で笑える会話や場面が次々と出てくるのでしょっちゅうゲラゲラ笑いながら読んでいます。 そして、言語感覚がかなり鋭いらしく、擬音やキャラが驚いた時の叫び声の選び方なんかも他の漫画家とはちょっと違っているのがまた笑いを誘います。
特に主役の春子がめちゃくちゃ面白くてしかもかわいいので大好きです。
春子の顔を見てるだけでもすごく面白いので、すでに読んだところを何度も楽しむことが出来ます。
今までたくさんの漫画を読んできましたが春子より魅力的なキャラクターを見たことがありません。
I love 春子.
また、春子以外にも女性は何人も登場しますが、単純な線で描いてるのに女性はみんなキレイでかわいいんですよね。 倉木さんも稲森さんも戸川さんもユキちゃんもみんなキレイ。
こういうところでもセンスが光っています。 登場人物の説明は下の方でしますね。
働かないふたりの面白さは文字で説明するより読んでいただいた方が早いので、とにかく試し読みでいいので読んでみてください。
一見バカバカしいギャグ漫画に見えますが、ところどころに作者の心の美しさがにじみ出ています。 例えば13巻では対人恐怖症の春子が友達のために勇気をふり絞ってすごい事をします。 泣けます。
絵の美しさにハッとする事もよくあります。
ただ笑えるだけではなく、特に春子が漂わせているさみしげな雰囲気に芸術性を感じませんか? 1巻は芸術的要素が強いですが、巻を追うごとにギャグ要素が強くなっていきます。
ちなみにアシスタントを使わずに全部一人で描いているそうです。 だからこそこんな中身の濃い漫画が描けるのでしょうね。(もちろん才能があるからに決まっていますが)
登場人物紹介
石井春子
この漫画のヒロイン。 お兄ちゃんよりキャラが立っている。
ニートで極度の対人恐怖症でアホでしかもおっちょこちょい。 さらに面倒くさがり屋で女っ気も全くなく、家の中ではいつもスウェットの上下を着てるし、化粧水も使わないし、髪をボディシャンプーで洗って母親に怒られたりする。 冬は風呂に入らないことも多い。
まったくのダメ人間かというとそんな事はなく、すばらしい長所も結構ある。 顔がすごくかわいいし胸も大きめ。
一番いいところは人の気持ちがよく分かるところ。 家の前で見知らぬ小学生が転んだりすると自分の事のように心配したりする。
人見知りが激しすぎるので、守の友達が遊びに来るシーンは非常に面白い。
春子は初対面の人とは会話すら出来ないので、守の部屋のドアを少し開けてそこからじーっと覗いているのだ。
仲良くなるにはお菓子などを廊下に置いておいて慣れてくれるのを待つ必要がある。
それを何日か繰り返しているといつの間にか守の部屋に入ってきて、守と友達がゲームをしているのを後ろで見ていたりする。 守の友達曰く警戒心の強い猫みたいな子。
気が小さいだけで実は根は明るく、初対面の人は超苦手だが慣れてしまえばとても仲良くなるし、カラオケボックスに行くと結構歌ったりもする。 6巻からは家に友達もよくやって来るようになる。
お兄ちゃんのことが大好きで、一緒にゲームしたり映画を観たりするのが一番の幸せ。 でもゲームはへたくそ。
もういい歳なのだが(推定年齢20歳ぐらい)寒い日にはお兄ちゃんと一緒に寝ることもある。 見ていて幸せになる場面。
語尾に「よぉぉ」を付けるのが口ぐせ。 「やめてほしいよぉお」などとよく言う。
石井守
丸山くん
遠藤くん
守の古い友達。 丸山くんほどは出番がない。
すごく空気が読める人で彼もやはりすげーいいやつ。 犬を飼っていてよく散歩をしている。
6巻から登場する遠藤くんの彼女がかわいくて超面白い。(稲森佳子さん)
倉木美香(お隣さん)
母 石井和子
守たちの母親。
働かない2人をいつも心配している。 春子に特に厳しく、料理を手伝わさせたり、身だしなみに気を使うように言ってくる。
まじめ人間だが結構読者を笑わせる存在である。
野際陽子さんっぽい顔をしており、めがねを外せばかなりきれいな人だと思う。
父
仏のように優しい人。 だが、ちょっと情けない顔をしている。
そのせいか奥さんには少しなめられていて、よく「バカねえ」などと言われている。
しかし夫婦仲は良く、2人だけで時々旅行に行ったりする。
会社での役職は結構えらく、部長をしている。
瀬野ユキ(ユキちゃん)
春子の高校時代の同級生。 6巻から登場する。
背が182センチもある大柄の女性。 正義感が強く並の男よりもケンカが強い。 いじめをする人間などが許せなく、心の優しい春子と気が合い友達になった。
しかし、ユキちゃんは内面はとても恥ずかしがり屋で春子よりよっぽど女らしい。
今は大学生で大学に好きな人がいるのだが、男性経験が全くないのでよく春子にその事で相談に来る。(春子に相談しても春子も男性経験が無いのだが…)
おかしな髪型をしているが、目はきれいでいわゆる猫目美人である。
瀬野大十郎(ユキのおやじ)
7巻あたりからユキの口からおやじの話だけは聞いていたが、9巻についに登場。
ユキが「うちのお父さん すっごいバカなんだ」と春子に言っていたが、実際に見てみるとほんとにバカ&ドジ。 感覚は異様に鋭いのだが、鳥のフンをよけて車にひかれたりする。
でも体が異様に丈夫なので平気。 バカボンパパとこち亀の両さんを足して2で割ったようなキャラ。
顔や胸に傷が多い。 胸の傷は熊と戦ったという結構かっこいい理由からなのだが、顔の傷はドジなせいで出来たまぬけな傷。
幼稚園児にも「出来っこない」と分かる事を真剣に挑戦したりする。
当然、ユキはおやじのことをすごく恥ずかしく思っている
稲森佳子(いなもり かこ)遠藤くんの彼女
戸川さん
石井家のお父さんの部下。 上に書いた稲森さんの友達でもある。 稲森さんは戸川っちと呼ぶ。
顔は冷たい感じだが、よく見るとかわいい。 読書や絵画が大好き。 謎めいた雰囲気が魅力。
最初の方はたまに登場する程度だったが、だんだんと彼女の休日の様子なども描写されるようになったり、守が以前バイトをしていた古本屋の常連客だったことも判明したりする。
美術館で2人が再会するなんて場面も…(ただし2人ともお互いの存在に気づかないので再会という言い方はちょっと違いますが)
登場すると一番嬉しくなるキャラです。
戸川さんこれからどうなるのだろう? いずれ守と付き合ったりするのかな?
この漫画はただのギャグ漫画じゃなくて、先がどうなるのかが楽しみという魅力もあるんですよね。